霊芝はマンネンタケ科の万年茸(マンネンタケ)を指します。成長し乾燥させたものを霊芝として用いるが、子実体は木質で食用には適さない。 神農本草経に命を養う延命の霊薬として記載されて以来、中国ではさまざまな目的で薬用に用いられてきた。漢方には霊芝を含む処方は無い。 子実体はさまざまな多糖類(β-グルカンなど)やテルペノイドを含む。他のきのこのβ-グルカン同様、抗腫瘍作用の報告は多い。
中国や日本では霊芝には幅広い薬能があるものと信じられ、さまざまな目的に用いられてきた。培養細胞や実験動物を用いた研究では抗癌作用、免疫賦活作用、血小板抗凝固作用などが報告されている。