エキナセアとは |
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北米原産のハーブ。免疫力を高め、感染症に効果のあるハーブとして利用されている。特に風邪症候群やインフルエンザの引き始めに取ることで、ある一定の効果を得られる。 |
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期待される効果 |
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●風邪症候群やインフルエンザの症状緩和と罹病期間の短縮
●ヘルペスなどのウイルス感染症に対する効果
●カンジタなどの真菌症に対する効果 |
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作用メカニズム |
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有効成分には、免疫賦活物質として働く多糖類や糖たんぱく質、揮発油、フラボノイド類などの物質がある。
エキナセアには貪食作用のあるマクロファージの働きを促進し、リンパ球の働きも活性化する。また、炎症反応において働くサイトカインの賛成を促す作用もある。特に、アラビノガラクタンという成分は、マクロファージからのTNF-α(NK細胞由来)やIL(インターロイキン)-1、IL-6、IL-10、インターフェロン-βなどの産生を促進する。 |
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科学的根拠 |
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これまでの臨床試験においては、一般的な風症候群や、インフルエンザ、ヘルペスウイルスなどのウイルス感染症やカンジタなどの真菌症について示されている。
例としては、風症候群においての上気道炎への作用を検証した結果の改善報告がなされている。ただし、予防効果についての報告は明確ではない。
エキナセアは、米国人にとって、効果を実感する薬用植物で、風邪症候群の初期において適切な量を服用することで、十分な効果が得られている。
エキナセアの臨床試験において、ネガティブな検証結果が見られるのは、用法や用量が適切でない実験が原因といわれている。 |
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対象 |
風邪 |
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