肝油エキスとは |
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深海サメの肝臓から採取され、スクワレンやアルコキシグリセロールなどの有効成分を含んでいる。スカンジナビアでは40年以上にわたって、皮膚疾患やがんなどに利用されている。 |
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期待される効果 |
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●がんの放射線治療による副作用の軽減
●慢性肝炎の改善と保護作用
●免疫力の強化 |
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作用メカニズム |
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有効成分はスクワレン、アルキルグリセロール、ビタミンA、ビタミンD、各種脂肪酸。
有効成分であるアルキルグリセロールは 血小板活性化因子の生産を促進する。また、マクロファージの活性化による免疫力を高める効果も示されている。また、血小板や白血球を増加させる効果を持っている。
これらの作用を持つことから、肝油エキスをガンの放射線治療に併用されている。 |
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科学的根拠 |
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●ガン
がん患者における放射線治療による副作用(放射線障害)がアルキルグリセロールを投与したことにより軽減したという報告がある。
また、基礎研究においてはガンの血管新生の阻害作用が確認されており、副作用の抑制作用だけではなく、抗ガン作用についての期待も大きくなってきている。
●肝炎
B型肝炎、C型肝炎患者に肝油エキスを投与した結果、肝臓の状態を示す臨床結果や自覚症状の改善効果が認められたとの報告が上がっている。 |
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対象 |
がん、肝炎、風邪 |
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