褐藻類の粘質物に多く含まれる硫酸多糖の一種。主に グルクロン酸を含む U-フコイダン、硫酸化フコースだけからなる F-フコイダン、ガラクトースを含む G-フコイダンなどに分けられる。
F-フコイダンが細胞の過形成を抑制することが知られている。また、F-フコイダンが人間の悪性リンパ腫の細胞にアポトーシス(自然細胞死)を起こさせるという報告もある。また、フコイダンには胃粘膜保護作用や胃潰瘍治癒促進作用があるという報告もある。 また、フコイダンは難消化性という性質をもち、消化管内においての胆汁酸によるコレステロール吸収阻害作用が知られており、コレステロールの低下作用を示している。