イチョウ葉エキスとは |
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これまで、多くの臨床試験が報告されており、認知症や閉塞性動脈硬化症に伴う症状を改善する効果が認められている。これらの試験はドイツを中心に行われており、日本でも研究されている。
なお、イチョウ葉エキスは、日本やアメリカではサプリメントの扱いであるが、ドイツやオーストラリアでは医薬品として扱われている。 |
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期待される効果 |
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●アルツハイマー症に伴う症状
●脳血管性認知症に伴う症状の改善
●間欠性跛行など末梢血管障害の改善
●高血圧の改善
●脳梗塞慢性期の血流の改善
●記憶障害の改善
●抗ストレス作用
●正常眼圧緑内障の視野欠損の改善 |
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作用メカニズム |
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有効成分は、フラボノイド類とテンペル類が基軸となります。
テンペル類のギンコライドBは、PAF(血小板活性化因子)を阻害し、抗凝固作用を発揮します。
フラボノイド類は、虚血により酸化的障害を抑制し、過酸化脂質の生成を抑制します。 |
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科学的根拠 |
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1、認知症改善作用
認知症には、脳血管障害による認知症とアルツハイマー性がありますが、イチョウ葉エキスはこの両方のタイプに効き目を表します。
ドイツでの臨床試験において、認知症患者に対し240mgのイチョウ葉エキスを24週間投与した結果、脳血管性、アルツハイマー性ともに改善が認められ、さらに問題となる副作用も発見されなかった。
これらの試験は、問診的診断だけではなく、ADAS-Cおg、GERRI、CGIといった認知症の症状を判断する検査においても変化が認められている。
現在、アメリカにおいて3000人規模の臨床試験が進行中だという。
2、記憶力改善作用・高次機能賦活作用
健常者における記憶力改善効果を測定する試験の結果がありますが、改善効果を実証することはできたものの、明確な結論は出ていないのが実状。
3、間欠性跛行改善効果
血流の改善効果があることから、脳血管だけではなく末梢血管の循環障害による疾病に対しても効果が認められている。
下肢動脈の血流障害によって発生する閉塞性動脈硬化症がある。これは動脈硬化により下肢に十分な血液が供給されないために、歩行時に痛みが発生し歩行困難となる疾患。疾患の命名の由来は痛みにより休みながら少しずつ歩くことしかできずその症状から間欠性跛行という名がついたとされている。
イチョウ葉エキスは同症状に対する効果も認められており、同症状だけではなく、そのほかの症状に対しても改善が認められている。
4、正常眼圧緑内障の視野欠損の改善
正常眼圧緑内障患者に対して、120mgのイチョウ葉エキスを4週間投与した結果、視野欠損の改善が認められたとい臨床試験結果が出ている。 |
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対象 |
眼の健康、脳の健康、血圧が高い、ストレス |
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